当協議会は、放射性同位元素等を取扱う皆様の認識を高め、安全管理を徹底し、放射線障害の発生を未然に防止するよう適切な対策の検討・推進をしていくことを目的に、関係機関が集まり、協力して自主的に活動する機関として昭和49年に設立され研修会等の諸活動を実施しております。
本研修会はその一環として、(財)原子力安全技術センターとの共催並びに(社)日本アイソトープ協会及び医療放射線防護連絡協議会の協賛により開催しました。
今回の研修会では、国の担当官による「最近の放射線安全行政の動向」についての講演をはじめ、「医療現場における安全管理」、「放射線測定器の信頼性について」と題して専門家からの講演、最近のトピックスとして、「放射線のリスクと『食の安全』〜風評被害と報道の課題〜」の講演が行われました。
また大阪会場では、幼少期の被ばく影響に重点をおいて「放射線被ばく影響−最近の成果から」と題した研究者からの講演、東京会場では科学と人とのコミュニケーションについての「科学が嫌われる理由・科学が必要な理由」-(人間の感覚と科学の考え方)と題した特別講演が行われました。
326名の受講者を迎え、興味深い講演と質疑応答により有意義な研修会として多くの方々に満足いただく事ができました。
平成23年度(春期)放射線安全管理研修会開催要領
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東京会場の風景 |
大阪会場の風景 |
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